結婚式場情報

結婚指輪・婚約指輪に秘められた言い伝え



結婚の儀式に欠かせない結婚指輪・婚約指輪は、世界中の女性が憧れるアイテムです。そのはじまりは紀元前1世紀頃のヨーロッパだとされており、その地域には昔からの言い伝えが数多く残っています。

エンゲージリングの歴史

エンゲージリングの歴史

指輪は、古代エジプト時代からパワーアイテムとして人々に愛されてきたアクセサリーです。現在のエンゲージリングのルーツは、紀元前1世紀頃のローマで結婚する男女が贈り合っていた「鉄のバンド」だと言われています。当時、鉄という金属は力の象徴とされており、愛を誓うための贈り物というよりは「契約の証拠」としての意味合いが強かったようです。2世紀頃になると貴族を中心に金(ゴールド)が普及し始め、鉄よりも金の指輪が好まれるようになりました。

長年、一部の人々の慣習として続いてきた結婚指輪の交換について、正式に「結婚の証拠」にするとの命令を出したのは、9世紀のローマ教皇ニコラウス1世です。それは、夫となる者は経済的に無理をしてでも高価な指輪を婚約者に贈らなければならない、という内容でした。10世紀頃の書物には「結婚式では、花婿は花嫁に金の指輪を、花嫁は花婿に鉄の指輪をお互いに交換している」との記録が残っています。その後、ヨーロッパ各地において結婚指輪を交換する風習が一般化されるようになり、それ以来ずっと、世界中で多くの男女が指輪を交換し、永遠の愛を誓い合ってきました。

結婚指輪にはたくさんの言い伝えやエピソードがありますが、その一部を紹介します。

指輪交換の儀式

指輪交換の儀式

指輪交換の際、花婿が結婚指輪を花嫁の指の根本まで一気に通すことができれば「亭主関白」になり、花嫁の第二関節にひっかかってしまうと「かかあ天下」になると言われています。その言い伝えを信じていた頃の花嫁は、指輪をはめてもらう際、意図的に指を曲げることもあったそうです。

結婚指輪は人生とともに

結婚指輪は人生とともに

指輪を外してしまうと辛いことや不和が家庭内に入り込み、夫の愛が冷めてしまうため、花嫁は一生涯、結婚指輪をはずしてはならないと言われています。

結婚指輪は出産のお守り

結婚指輪は出産のお守り

その昔、結婚指輪はお守りとしての役割も担っていました。妊婦はお産が近づくと指輪をはめ、難産の際には義母に結婚指輪をはめてもらうと出産を乗り切れると伝えられてきました。また、産褥期(出産後数週間)から40日間、金の指輪を黒い糸に通して首から吊るすことで、母子への不幸を遠ざけると信じられていました。

輪は「永遠」の象徴

輪は「永遠」の象徴

古代から、「輪」などの丸い形は太陽や月をかたどった完全無欠のシンボルと言われ、永遠の象徴としてあがめられてきました。そのことから、指輪は神聖なアイテムというイメージが強く、お互いに指輪を身につけることで一生二人の縁が途切れることなく、また、様々な不幸から二人を永遠に守る力があると信じられてきました。

左手の薬指の理由

左手の薬指の理由

古代エジプトでは、左手の薬指は心臓と「愛の静脈」でつながっていると考えられていたことから、二人の心の繋がりをあらわすために指輪を左手の薬指に着ける習慣が生まれました。